古琴とピアノをとことん楽しむ

古琴(七弦琴)とピアノの初学者が、練習や楽曲にまつわることを綴ります

日本で古琴を販売している所

古琴を習いたいor習い始めたけど、どうやって古琴を調達すれば良いか悩む人に向けて、日本国内で古琴を買う方法をご紹介します。

また、日本語話者に向けて書いている記事なので、中国の工房まで足を運んで購入するケースは記事内で取り上げません。

ちなみに、古琴の値段は5万~100万以上と値幅が大きいのですが、先生曰く「きちんとやるなら最低でも15万円くらいは見積もった方が良い」とのこと。

プロの演奏家が使う古琴だと100万を大きく上回るケースもありますが、アマチュアなら15万~30万前後のものを使い続けるのがコストパフォーマンス的にも良いと思います。
ただし、最近は円安の影響もあって、全体的に値上がりの傾向が続いています……

そして、結論からお伝えすると、

  1. まずは、通っている教室の先生に相談する
  2. 独学者で購入ルートがない場合は、古琴教室を通して取り寄せる

の順番でおすすめします。

通っている教室の先生に相談する

今通っている、または今後通う予定の古琴教室があれば、まずはそこの先生に相談してみてください。

どれくらい続けられるか分からない状況で、楽器に15万以上出すのは相当な覚悟が要りますので、教室によっては自宅練習用に古琴を貸出してくれる所もあります。

また、先生の伝手で中国の工房から古琴を取り寄せることもできます。
先生が代理購入までやってくれる所もあれば、先生から工房のメールやWeChatを教えてもらって自分で問い合わせて購入する所もあります。

後者は当然、中国語非ネイティブにとってハードルが高いです。PayPalに対応していない販売店や工房だと、そもそも決済手段でつまずきます……
そのため、先生が代理購入までされていない場合は、次に紹介する「古琴教室を通して取り寄せ」を検討してみてください。

古琴教室経由で取り寄せ

独学者や、購入ルートを持たない学習者の方には、古琴教室経由で取り寄せる方法をおすすめします。

2023年8月時点では、下記の古琴教室が取り寄せの販売価格を公表しています。

中国揚州龍吟民族楽器製作所で制作された古琴と入門用の古琴を予約販売しています。
購入した古琴のメンテナンスなどもサポートしてくれるようです。
また、古琴の他に、演奏台(木製折り畳たたみ)や持ち運び用の収納ケース、弦なども販売しています。

 

著名な先生が制作したプロ演奏用古琴から練習用古琴まで、幅広く販売しています。

 

著名な先生から直接輸入した古琴を販売しており、販売後のメンテナンスもサポートしてくれるようです。
また、演奏台(琴卓)の販売もしています。

その他の購入手段

古琴教室や先生を間に通さず、ご自身で商品を選んで購入する方法をご紹介します。

ネット通販(非推奨)

安価に売られているものもありますが、音質の良し悪しが判断できない初学者には正直おすすめできません……
博打感の高い買い物ですので、購入される際は自己責任でお願いします。

正直、ネット通販で5万~10万のものを買うくらいなら、あと数万多く積んで先生のお古を払い下げてもらったり、古琴教室経由で15万前後の初学者用古琴を取り寄せてもらった方が良いと思います。

 

古琴楽器販売 | 山の音

中国本土にある販売店で、世界中に古琴を輸出しているようです。
古琴の他に、弦や演奏台も販売しています。
また、PayPalでの決済にも対応しているようです。

実店舗もあるネット通販

ネット通販ですが、実店舗があるお店をいくつかご紹介します。
実店舗で試奏できる場合もあるので、いきなりネット通販で買うよりも実店舗まで足を運ぶのをおすすめします。
※お店や時期によって来店予約や在庫確認が必要な場合もあるので、必ず事前にホームページの情報をご確認ください。

広島市安佐北区にある民族楽器専門店です。
古琴だけでなく、ラテンアメリカやインドなど様々な地域の楽器を取り扱っています。
ネット通販はPayPalの決済にも対応しているようです。
また、実店舗に訪れる際は、来所予約が必要です(2023年8月時点)

 

東京都北区に実店舗がある中国楽器店です。
以前は古琴を扱っていて、店頭で実際に弾くこともできたらしいのですが、最近は古琴の取り扱いがなくなってしまったようです……(残念)
また在庫が復活することを願って、参考にリンクを掲載しておきます。